2015年11月1日日曜日

フェーズ01:検証@初期導入検証

さて、今回は「miniDLNA」の導入テストです。できれば、インストールと動作チェックまでやっておきたいところです。
前回は論理的?にminiDLNAを採用する方向で結論付けましたが、今の状態では
机上の空論です。実際に使用してみないとわからないことも多いかと思います。
それでは始めます。

初期導入検証として準備したものは下記の通り

マザーボード:D525HW CPUオンボードAtomeD525 1.8GHz Q-Core
メモリ:出処不明(記憶がない)余ってた 4GB、2枚
HDD:OS領域用 シリコンパワー製 SSD 32GB 
    データ領域 WD製 HDD 1.5TB
OS:Ubuntu 15.0 Desktop

Ubuntu自体は特殊な設定はなく、すべてデフォルトのままとしています。

余談ですが・・・・
実はこれと並行して、Macに仮想環境@VMwareFusionにてUbuntuを構築しています。
仮想環境でまずスナップショットを取っておいてコマンドを実行、問題がないか確認
何か予定外があれば、スナップショットからリロードして、再度問題点を改善してからコマンドを実行
そして、すべて問題ないと確認できた状態まできたら、スナップショットを繰り返し、軽めに手順をまとめる
そのあと上記の物理環境に実行していたります。

基本的にはインストールは単純、そして情報資源も豊富です。
参考にしたのは下記のサイト

URL:http://eco.senritu.net/ubuntu_minidlna_ps3_dlnaclient/
URL:http://hr-sano.net/blog/2014/01/03/1287/
※少し古いものもあるので、書いてあることを盲信しないこと!!しかし、有益な情報ではある


で、端末を起動して下記のコマンドを実行

sudo apt-get install minidlna

というかこれだけでインストール完了はお手軽すぎるでしょ!!
でもって、Linux系お得意のせってファイルをこちょこちょ

vi /etc/minidlna.conf

変更・追加するのは下記だけ
media_dir=V,/media/video

media_dir= メディアのディレクトリ宣言
V, ビデオ関係であること ちなみに写真は P, オーディオファイルは A, となる
/media/video コンテンツが保存しているディレクトリ

以上で終了、基本的にはこれだけでいい、その他の設定は必須ではないので必要に応じてカスタマイズです。
※のちに変更しないといけなくなるのでそれはまた別のお話

以上が設定です。というか今回はテストなので、シェアするディレクトリも一つってことで
設定が簡単すぎです。

サービスのスタート
service minidlna start

以上です。インストールはこのくらいでOKです。
自動起動の登録、その他云々ありますが、今回は検証フェーズですので、そこらへんはパス
まず、使えるかどうか?どれくらい使えるのか?問題はないか?というところなので・・・・

で、目的のクライアントでの再生ですが、今回はAndroidアプリ(Kindle Fire HD)から
「Avia」を使用します。他にも優秀なアプリはたくさんあるのですが、そういったアプリの検証はまた別の機会とします。
あと、ついでにTVのビエラで確認、使用した機器はこちら「TH-L42E60」少し前の機種です。
お部屋ジャンプリンクという標準アプリがDLNAに対応しているようです。

テストに使用した動画の種類としては mp4,avi,wmv,mkv すべてHDサイズでファイルサイズは300MB前後です。

余談ですが2・・・・
上記のアプリをテストする際に、実際は他のアプリでもざっくりですが検証してみました。
一部のアプリではありますが、動画の種類によっては再生ができなかったり、再生がもたついたり、
音声のズレが発生するものがありました。ここら辺は今後のクライアントアプリの検証で詳しくやりたいところです。
・・・・

さて、結果から言えば概ね良好でしたが、やはりmp4が一番安定しているように思われます。
mkvなどのファイルは種類によっては音ズレなどが発生することがあります。
個人的な意見ですが、mkvはあまり信用していないので、そんなもんかな?って思ってます。

そして、サーバー側の負荷ですが、まずはネットワーク経由での配信となると
nic関係ですが、他の通信も混ざっているのでこれのみの数値とは行きませんが2Mbps程度でした。
極論ですが、nicが1Gbpsで実測限界値が750Mbps前後とした場合、370台程度に配信することが可能!!
確実に無理ですけど!!

他ですがCPUはプロセスをみていると配信スタート時に8%〜10%程度まであがり、その後
2%前後といったところです。これも極論・・・っていいか
アベレージについては1未満程度でした。
上記から、サーバーにはほとんど負荷というものがかからないことが判明、というかよくよく考えれば
家電にも使用されているDLNAなのですから、そんなに負荷のかかる処理であるはずがないのは明白だったりしますけど
一応、検証フェーズですからそこは言わないのがお約束です!
あと、本来なら画面のスクリーンショットとか解析ツールなどあればいいのですが、
全て目視確認!!すみません。 ここら辺がお遊びということで・・・・という言い訳です。

次は本番?を想定したテストです。、自宅の環境で使用を考えると
パソコンまたはスマホ、テレビのどれかで、そしてそれらに精通している人間となると、
妹と父親、あとは姉夫婦ぐらい、ついでに俺!となる。そうすると同時使用数は多くて5台程度になる
なので、その分を準備!!実際に使用されるハードとは違うがクライアント数としては同じ、もしくはそれ以上と思い

機種名@アプリ名
MacBookPro@VLC
Macmini1号機@VLC
Macmini2号機@VLC
Macmini2号機仮想OS:Windows7@VLC
iPhone6Plus@VLC
iPhone5-1号機@VLC
iPhone5-2号機@VLC
Kindle Fire HD@Avia
Androidタブレット@Avia
TV:ビエラ@お部屋ジャンプリンク

あれ?10台準備してしまった。あとVLC率高い!!ってかVLCってなんでも再生しちゃうんですね
しかもマルチプラットフォーム、iOSやAndroidなんかでもでてる。すげーな!!

まぁ〜テスト機の多いことはいいことということで全部でGo!!
ありえないパターンではあるけれど、全部が同じファイルを見るというパターンでやってみた。

結果です。問題なし、多分計算上、25台〜35台程度であればこなすことができそうです。
当然ですがDLNA単体の機能を有したサーバーの場合です。そこでファイルサーバーや、その他の機能を有した場合は
これにあらずです。

10台の状態で、CPUの使用率は10%前後、nicは190Mbps前後、ロードアベレージも1.7〜2.2ぐらいです。
全体的に余裕でいい感じの数値と成りました。3倍程度であればギリギリではあるけれど許容できると思われます。
実際にやってみないとどういった挙動を示すか未知数なところもあるけれど
自宅で、同時使用が多分Max6人程度、通常2人ならば全く問題とならないということです。

ということで、今回のminiDLNA の検証は一旦完了!!問題なしという結果になり、
正式採用ということとなりました。

次回はこの miniDLNA をどこで動かすかということをやっていきたいと思います。

以上、では

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